そう。今日はボートでプンタマンゴーへ行くのだ。
波予報では、今日から少しずつサイズアップ傾向。 3〜5ft程。
たまに頭オーバーも来るかな?
と思いつつビーチに向かう。


明らかにラスフローレスには昨日よりも大きいウネリが。まだ潮が多くタプンタプンだがボートでウネリを乗り越える度にグヮシャーンと揺れる。っていうか、ボードケースに入れずに積載したボードには上に乗っけたボードのノーズが揺れた際に激しくぶつかりピンポイントで穴が…
皆様、ボートトリップの時はハードケースに入れましょう…
そんな事に気づかずに、ワクワクしながらプンタマンゴーへ。
途中、La VacaやEl Toro、他にも誰もサーフィンしていないビーチブレイクが数多く存在する。

プンタマンゴーへ到着すると、既にサーファーが。
この日のプンタマンゴーは、アベレージ腹。大き目セットで胸肩。
やはりラスフローレスより1サイズ落ちるものの、波自体はラスフローレスよりもパワーがあり、しっかりと掘れる。
とにかく押してくれる波なのでサーフィンが簡単に感じる。
今回はガイドのマリオの滞在プランに任せて本当に良かった。
潮回りを考えてラスフローレスエリア、ラリベルタエリアの滞在の順番はもちろん、プンタマンゴーへのボートの予約を事前にウネリと風を読み切って手配してくれていた。
この場所を気に入って仕事にしているだけはある。
マリオのノウハウに任せておけば安心であることを再認識。
こんな時はレフトも行けちゃう。

誰も乗らない波がまだまだ余っている。

みっちりと3時間プンタマンゴーでサーフィン。ラスフローレスに戻ってくると潮が引いてきて今度はラスフローレスが良くなっている。
上がってすぐにラスフローレスで2R目。
ここで事件が。
隣の部屋に滞在していたブラジリアンがとにかくルールを守らない。というかルール知らないんじゃない?
って気がするほど、乗っては一番沖へと向かい来た波をすぐに乗ってしまう。
やっと私の順番が回ってきた(と言ってもその時5人位)と思うと、セットを待っている間に私を抜かして沖に出てしまう。
そこに仲良くなったローカルのボス的存在ポンセ(懐かしき大洋ホエールズのポンセ似。)が私が順番を守っていることをしっかりと見抜きつつ、「順番を守らないでアウトサイドに出ていくやつ。ローカルよりもアウトサイドに行くやつは、アウトサイドだ(出ていけ)」と言ってそのブラジリアンに注意をした。
ブラジリアンは色々と言い訳していたが、リズムを崩したのか波に乗れなくなり退散。
ポンセは、順番を守っていればしっかりと女性優先だが周りのサーファーにGoGo言って乗らせてくれる。
あくまでもルールを守っていればだ。
ポンセ。見た目はいかついけど、話せばとてもナイスガイ。

彼のおかげでポイントは秩序が保たれており、気持ちよくサーフィンができた。
ローカルとビジターの関係と言うのはどこも難しい。特にこのような観光地としてビジターサーファーをウエルカムしている場所では尚更かもしれない。でもポンセや他のローカルサーファー、キッズはロコである事を過剰に主張することなく整然とルールを守ってサーフィンしている姿は気持ち良いし、地元の海に帰った時には真似したい態度だった。
1本の波には1人がパドルする。
そんな基本的な事が徹底されていれば、ビジターもその真似をして気持ちよくサーフィンできるのだろう。
午前中に2Rをこなして午後はユックリと休もうか、という気持ちをぐっとこらえて最近できたラグジュアリーなプンタマンゴーホテルを視察へ。



マネージャーの女性も歓迎してくれた。

プンタマンゴーへは歩いてアクセスするが中々の好立地。
プールも大きく部屋も広く、設備もしっかりとしている。もちろん、カリエンテ、つまり温水シャワーもでるのだ!
(アトラカマニは残念ながら水です。日中に温まっていますが、やはり寝る前に浴びると少しヒヤッとするのだ。それが気持ちよくもあるのだが。)
目の前にはビーチブレイクもあるが、周囲に何もなくラスフローレスまでは車で30分。
ボートでのアクセスも現時点ではできないのでプンタマンゴーだけやりたい人には良いかもしれないが、弊社としてはラスフローレスに滞在して必要に応じてボートアクセスをした方が利便性が高いと判断して希望者にだけ案内することにする。
途中、ヘッドガイドのマリオの友人がハワイから帰国しプンタマンゴーとラスフローレスの間にゲストハウスを作っているというのでこちらにも立ち寄って視察。 これまたいい感じのビーチブレイクの目の前で椰子の木に囲まれた隠れ家という趣きのゲストハウス。
まさにMiddle of Nowhereと言う感じ。
グループで安く泊まりたいサーファーにはもしかしたら良いかもしれない。今後はボートでのアクセスも考えているというので要注目だ。
それにしてもラスフローレスからプンタマンゴーの間にはビーチブレイクが数多く存在するが、とにかく悪路。ダートロードが延々と続く。こんな時にはサーフガイドは本当に貴重な存在であることを痛感。
そこかしこにプンタ(岬)があり、波がブレイクしている。

牛ならパンクしない!ユックリだけどね。

アトラカマニに戻り、やっぱり脂を流しに行くかとラスフローレス温泉へ。3R目。
友人と、サーフィン
と無駄にお互いを牽制しあいながら今宵は隣のクコの街でディナー。
以前滞在した時も来たことのある定食屋だったのだが、、、アトラカマニの方がご飯美味しい!
そうして今宵もオイスターとPilsenerで夜は更けていくのだった…
ちなみにクコの街は田舎という事もあるのか夜間でもとても安全です。
商店もあるので飲み物やスナックも買えます。




Keep Traveling!!!!